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津吹龍辰直伝!レコーディングコラム 第116回「ザ・ハモーレ・エ・カンターレ ライブ配信リポート!」
2022/4/29
レコーディング
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Follow @mushmusicschoolマッシュミュージックスクール ドラム科・DTM科・レコーディング科講師の津吹龍辰です!
毎月「9」の付く日に「レコーディングコラム」を掲載!
録音してるけどなかなかうまくいかない方、録音したい方、録音したことが無い方、録音に全く興味が無い方、、
音楽を愛する全ての人に向けて発信していきます。
ハイみなさんこんにちは!
ようやく東京業務コンサート2本も無事に終わりました。
今年の海苔の作業も終わりまして、無事に完売いたしました!ありがとうございました!
現在島原にて執筆中ですが南風がかなり強く、雨もかなり降ってきてます。そのまま梅雨入りの噂もちらほらw
そんなわけで本日は、「ザ・ハモーレ・エ・カンターレ ライブ配信リポート!」を語っていきます!
プロの失敗談シリーズ記事はこちら
「第1回目:失敗とは何か?」
「第2回目:失敗の構造と種類」
「第3回目:レコーディング中のミス」
「第4回目:他人の言う事を聞かない」
ライブ配信解説ブログ記事はこちら
「インターネットライブ配信を徹底解説!:ツアー編」
「インターネットライブ配信を徹底解説!:PAの基本原則編」
「インターネットライブ配信を徹底解説!:PAの本番中の仕事」
「インターネットライブ配信を徹底解説!:現場での急なトラブル」
これまでの質問回答はこちら
「第1弾:訓練法・機材関連」
「第2弾:オーケストラのミックス」
「第3弾:マイクについて」
「第4弾:音楽の価値・人生観」
「第5弾:楽器練習・音楽で名を上げる」
「第6弾:自立と依存」
「プロになるまでの僕の経験」シリーズはこちら
「プロになるまでの僕の経験」第1章の「中学・高校編」
「プロになるまでの僕の経験」第2章「高校時代・進路決め編」
「プロになるまでの僕の経験」第3章「専門学校に入学するためにやったこと・学園生活編」
「プロになるまでの僕の経験」第4章「就職編」
「プロになるまでの僕の経験」第5章「レコーディングスタジオ編」
「プロになるまでの僕の経験」第6章「エンジニア面接、さらに面接編」
「プロになるまでの僕の経験」第7章「新スタジオ工事・セッティング編」
「プロになるまでの僕の経験」第8章「モニタースピーカー調整編」
「プロになるまでの僕の経験〜第9章「新スタジオでの新体験編〜」
「プロになるまでの僕の経験〜第10章「アシスタントエンジニアの修行時の仕事内容編〜」
「プロになるまでの僕の経験〜第11章「アシスタントエンジニアの仕事内容(大規模スタジオ編)〜」
①久々の有観客ライブ仕事
今回は 「ザ・ハモーレ・エ・カンターレ THE 花歌 - 百歌繚乱」
今月2本目のライブレポートです。
ようやく、有観客ライブの復活です。
このユニットでの有観客ライブは2年半ぶりでした。
ミックスしててもお客さんの拍手があるのって本当バランス取り甲斐がありますよね。
メンバー皆さまもワクワクのステージ!
今回は久々のFOH(フロント・オブ・ハウス:客席側のPA)と別でオペレーションで、僕の大先輩のミキサーの方にFOHをお願いしまして、僕は配信ミックス担当です。
②分担作業は心強い
このバンドはコーラスバンドなので、曲ごとにリードボーカルやハーモナイズが異なってます。
かなりハモり感覚がないと到底出来ないという特殊業務なのです。
ライブなので曲間の拍手もフォローします。
いつものマッキー(アナログミキサー)はFOHに使いまして、
今回はヤマハのコンパクトミキサーです。 このハウスはスプリッターがないので、かなりの分岐をします。
インピーダンスマッチングが取れないために通常のヘッドアンプ直刺しよりかなり落ちます。
なのでゲインは上げ気味になります。
分岐はカナレのマルチボックスを使いまして、2セットです。
FOH分岐とレコーディングインターフェイス分岐です。
マルチレコーディングはインターフェイスよりUSB接続のためオッケーです!!
回線的には下図を参照
かなりの配線数にメンバーさんも「すごいねーー」ってw
いつものケーブル数の倍ですからねw
今までは1人でやってましたが、今回は分担ということで本当に心強かったです!ありがとうございました!
やはり分担作業はかなり効率が良く、セッティング・サウンドチェック・本番とかなりうまくいきました。
たくさんの方と共同創造って本当に良いものができます。
③多人数の関わりで作品の幅が広がる
以前ニューヨークマンハッタンに呼ばれてミックス作業に行った時、アメリカ人や向こうで生活してる日本人エンジニアが言ってました。
「とにかく日本人って全て1人でやるんだよねー、こんな効率悪い国も珍しい」
って言ってました。
スタジオを開けて、掃除、セッティング、パンチイン、パッチ、電話取り、お茶だし、ご飯出前、片付け、etcっっw
そういえばアメリカの某人気ハードロックバンドのミキサーやってた現地の子が
「このバンドってエンジニアが10人いるんですよねー」って!もうびっくりです。
映画なんかもそうです。
クレジットに出てくる人数が違いますね。
日本の場合、大概は人手不足なんです。
アメリカは違いました。
多くの人の働きやアイデアで作品の幅が広がるのを最初から分かっているんですよね。
ゆえに縦社会がないのです。だからうまくいくのです。呼び方でわかるでしょうw
日本に帰って作業するとなんだか縦社会・一人でなんでもやり遂げる、この文化に気づきます。
今までそれが1番だと思ってましたから。
だって考えたら日本は制作費がないから人を少なくするでしょ。
物を作ってそれをシェアする能力ってほとんどないですよね。
売れないんじゃなくて売らないんです。。よくわかります。
何か始める時も人に対するトレードオフもない。
最近の社会変動でどれくらいの人がこれに気付いてくのでしょうか。
物がある時代は終わりです。
ない中で人と人がアイデアを出し合ってその作品をシェアしていく。
島原に来てみてそんなことも思い出させていただいたような気がします。
ということで次回は自社レーベルのレコーディングスタジオ作業風景など準備から配信までをお届けします!
それではまた!!
今回はここまで、次回に続く!
下記に本日のまとめも書き記してあります。
ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!
まだまだ質問募集してるので、お問い合わせから僕宛にメールくださればお答えいたします!!!
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てくださいね。
それではまた!!
津吹龍辰講師の執筆ブログ記事ページ

まとめ
①一人でなんでもやり遂げるより、多くの人の働きによって生み出されるアイデアや作品の幅が広がる重要性を意識してみよう!
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