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マッシュミュージックスクール ドラム科DTM科レコーディング・ミックス・マスタリング科講師の津吹龍辰です!
毎月「9」の付く日「レコーディング・ミックスコラム」を掲載!
レコーディング・ミックスしてるけどなかなかうまくいかない方、レコーディング・ミックスしたい方、レコーディング・ミックスしたことが無い方、レコーディング・ミックスに全く興味が無い方、、
音楽を愛する全ての人に向けて発信していきます。

ハイみなさんこんにちは!
今回は9日から東京に来まして、かなり東京も暑い毎日だな〜と思ったら、これを書いてる本日はめっちゃ寒くてまた冬にw
皆さんも暖かくしてお過ごしくださいね。

そんなわけで本日は、「SAKURAKO CLASSICSライブ配信リポート!」を語っていきます!


プロの失敗談シリーズ記事はこちら
「第1回目:失敗とは何か?」
「第2回目:失敗の構造と種類」
「第3回目:レコーディング中のミス」
「第4回目:他人の言う事を聞かない」


ライブ配信解説ブログ記事はこちら
「インターネットライブ配信を徹底解説!:ツアー編」

「インターネットライブ配信を徹底解説!:PAの基本原則編」
「インターネットライブ配信を徹底解説!:PAの本番中の仕事」
「インターネットライブ配信を徹底解説!:現場での急なトラブル」


これまでの質問回答はこちら
「第1弾:訓練法・機材関連」

「第2弾:オーケストラのミックス」
「第3弾:マイクについて」
「第4弾:音楽の価値・人生観」
「第5弾:楽器練習・音楽で名を上げる」
「第6弾:自立と依存」

 

「プロになるまでの僕の経験」シリーズはこちら
「プロになるまでの僕の経験」第1章の「中学・高校編」
「プロになるまでの僕の経験」第2章「高校時代・進路決め編」
「プロになるまでの僕の経験」第3章「専門学校に入学するためにやったこと・学園生活編」
「プロになるまでの僕の経験」第4章「就職編」
「プロになるまでの僕の経験」第5章「レコーディングスタジオ編」
「プロになるまでの僕の経験」第6章「エンジニア面接、さらに面接編」
「プロになるまでの僕の経験」第7章「新スタジオ工事・セッティング編」
「プロになるまでの僕の経験」第8章「モニタースピーカー調整編」
「プロになるまでの僕の経験〜第9章「新スタジオでの新体験編〜」
「プロになるまでの僕の経験〜第10章「アシスタントエンジニアの修行時の仕事内容編〜」
「プロになるまでの僕の経験〜第11章「アシスタントエンジニアの仕事内容(大規模スタジオ編)〜」





 

 

 

①クラシックと和楽器の混成編成のライブ配信

今回は先日、豊洲文化センターで行われました 「 SAKURAKO CLASSICS 」 のライブ配信の今回のシステムについて説明します。
このSakurakoさんは去年PIANO SOLOのアルバム で当時手伝ってました。
ライブハウスでご紹介されてご一緒させていただきレコーディング、マスタリングをやらせていただいたご縁で、そこからのすべてのライブ作品は僕がミックスさせていただいてるという感じです。
元々ピアノのレコーディングは若い頃から大好きで、クラシックを買い漁っていた時代もあり、このご時世でやっとこっちの業界に貢献できてることに感謝いたします。

今回の出演者の皆様の編成です。

✔︎Piano
✔︎Koto
✔︎Flute
✔︎ContraBass
✔︎Per

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

各種マイクセッティング

セッティングを見てみましょう!
今回はと言ってもいつもですが、

アナログコンソール
Protools Digi003
SoundCraft EPM8

これらを使って配信とレコーディングです。




次にマイクセッティングです。
まずピアノはAKGの414です。
今回イタリアのピアノでファツィオリというブランドのピアノです。
このピアノかなりクセがなくって、表現しづらいんですがヤマハの最上級CFX(2千万w)をもうちょっと高質にした感じでスタンウェイやベーゼンドルファーとは全然違うんです。
ピアノっていきなり弾いても良い音にはなりません。結構皆さん知らない)
ピアニストが弾き込み始め、感触を得てピアノが鳴り出すのはだいたい3時間から6時間。
今回はかなり時間がかかってだいたい8時間かなー
9時入りで弾き始めて、鳴りだしたのは夕方5時くらいです。
ほんとピアノって生きてるんですよねーw
ピアノに限らずアコースティックの楽器たちはみんなそうなんです。大切に向き合ってくださいね。



そして琴はAKGのC451です。
口径の細いマイクは高音楽器に向いてます。
かなり離した距離でもきっちり拾ってくれます。



次にフルート、これもAKGのC451です。
管楽器でもフルートの倍音ってかなり出るんです。
近くにマイクを立てたら、カインカキンの最悪な音になるのでやめましょうw
だいたい楽器から1.3m位離して集音します。



コントラバス、これはAKGのC414です。
低音楽器は口径の大きなマイクが有効です。
色気が最高に収音できます。
距離は1mくらいです。



最後にパーカッション。
楽器のセットは

✔︎ジャンベ
✔︎カホン
✔︎鳴らし物
✔︎シンバル
✔︎ハイハット

です。

マイクはトップにベリンガーのC-2をLRに立てます。
オンマイクはジャンベにAUDIX D4
カホンの後ろのサウンドホール向きにATM25です。
僕が普段ドラムレコーディングする時は、キックにATM・スネアにD4を使ってます。
ドラマーの神保彰さんのエボリューションをレコーディングしてますが、そこで使ってます。
よかったらみてねw




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一番大事なアンビエンスの集音


あとは一番大事なのはホールアンビエンスです。
ステージ両サイドにBM800(アマゾンで1,200円w)
天井はDPAです。
楽器の響き、観客の拍手はライブには凄く重要なんです。



これらを一度アナログコンソールに立ち上げます。
そしてこのミキサーの2ミックスをサウンドクラフト(配信に送る用のミキサー)に送ります。
この時、アナログコンソールで楽器のミックスとアンビエンスのミックスをバスで分けて、オンマイクミックスLR・アンビエンスミックスLRをサウンドクラフトに4チャンネルに分けて立ち上げます。

なぜこのスタイルなのか?
まず必ずやっていることが最終段にアナログEQをかけます。
デジタルだと低音が詰まってしまうため、アナログでハーモナイズさせて音像を太くします。
もうこれだけなんです。

アンビエンスと分けるのは、曲間の拍手をフォローするためです。
毎回手動でミックスやるんです。
演奏者だけが演奏してません、ミキサーも演奏するんです。ライブですから!

レコーディングは、マルチボックスでパラった回線(個別に、の意味)を003のマイクインに挿したらオッケーです!

コンデンサ関係はアナログコンソールで48V供給してるのでインターフェイスでかける必要はありません。
ちゃんと音は出ます。

と、こんな感じでやってみました。
基本小屋にある機材でなんとかコーディネートはできるのでそんな大掛かりにしなくても僕は良い音出せます。
ぜひ皆さんもやってみてください!!

次回は
ザ・ハモーレ・エ・カンターレ 新鎌ヶ谷MtMillys
ライブ配信のレポートで!!

それではまた!!

 

 




 






今回はここまで、次回に続く!
下記に本日のまとめも書き記してあります。
ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!
まだまだ質問募集してるので、お問い合わせから僕宛にメールくださればお答えいたします!!!
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てくださいね。

それではまた!!

津吹龍辰講師の執筆ブログ記事ページ

 

 

 


 

 

まとめ

ピアノなどのアコースティック楽器は弾き込んでいかないと良い音が鳴らない。
大切に向き合っていこう!

②口径の細いマイクは高音楽器に、口径の大きなマイクは低音楽器に有効!

③ライブで一番大事なのはホールアンビエンス!
楽器の響き・観客の拍手が音楽に様々な情報を与えてくれる。


③デジタルだと低音が詰まってしまう。
アナログコンソールに通して倍音を付与させて音像を太くしよう!



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