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マッシュミュージックスクール ドラム科DTM科レコーディング・ミックス・マスタリング科講師の津吹龍辰です!
毎月「9」の付く日「レコーディング・ミックスコラム」を掲載!
レコーディング・ミックスしてるけどなかなかうまくいかない方、レコーディング・ミックスしたい方、レコーディング・ミックスしたことが無い方、レコーディング・ミックスに全く興味が無い方、、
音楽を愛する全ての人に向けて発信していきます。

ハイみなさん!こんにちは!
島原はなんだか、毎日、雷雨です。。
まだ梅雨は開けないんでしょうか?
水害の地域の皆さまにはお見舞い申し上げます。

さて今回も引き続き質問コーナーをやってみたいと思います。

ということで本日は、「寄せられた質問にお答えしちゃうコーナー!⑮:ボーカルが浮いてしまう・アナログコンプの掛け録り」を語っていきます!


プロの失敗談シリーズ記事はこちら
「第1回目:失敗とは何か?」
「第2回目:失敗の構造と種類」
「第3回目:レコーディング中のミス」
「第4回目:他人の言う事を聞かない」


ライブ配信解説ブログ記事はこちら
「インターネットライブ配信を徹底解説!:ツアー編」

「インターネットライブ配信を徹底解説!:PAの基本原則編」
「インターネットライブ配信を徹底解説!:PAの本番中の仕事」
「インターネットライブ配信を徹底解説!:現場での急なトラブル」


これまでの質問回答はこちら
「第1弾:訓練法・機材関連」

「第2弾:オーケストラのミックス」
「第3弾:マイクについて」
「第4弾:音楽の価値・人生観」
「第5弾:楽器練習・音楽で名を上げる」
「第6弾:自立と依存」
「第7弾:ピッチ補正」
「第8弾:理想の音楽を作りたい」
「第9弾:低音について/伝えることについて」
「第10弾:ミックスの流れについて」
「第11弾:音楽活動をするにあたって」

 

「プロになるまでの僕の経験」シリーズはこちら
「プロになるまでの僕の経験」第1章の「中学・高校編」
「プロになるまでの僕の経験」第2章「高校時代・進路決め編」
「プロになるまでの僕の経験」第3章「専門学校に入学するためにやったこと・学園生活編」
「プロになるまでの僕の経験」第4章「就職編」
「プロになるまでの僕の経験」第5章「レコーディングスタジオ編」
「プロになるまでの僕の経験」第6章「エンジニア面接、さらに面接編」
「プロになるまでの僕の経験」第7章「新スタジオ工事・セッティング編」
「プロになるまでの僕の経験」第8章「モニタースピーカー調整編」
「プロになるまでの僕の経験〜第9章「新スタジオでの新体験編〜」
「プロになるまでの僕の経験〜第10章「アシスタントエンジニアの修行時の仕事内容編〜」
「プロになるまでの僕の経験〜第11章「アシスタントエンジニアの仕事内容(大規模スタジオ編)〜」





 

 

 

①ボーカルが浮いてしまいます

こちらが寄せられたご質問です。

Q. ミックスについて質問です。
よく「オケに対してボーカルの音だけ浮いている」みたいな判断・評価をするシーンを見るのですが、これは具体的にどのような状況が起きていることが考えられるのでしょうか?
自分のミックスでも他者からそう言われたことがあり、音量・EQ・リバーブ・コンプなどをいじってみたりして改善をしているのですが、これで合っているのか分かりません。
様々な状況があると思いますが、何か根本的な要因などがあるのでしたら何卒ご教授のほど宜しくお願い致します。


これわかります!
ミックスの概念がちょっと薄いのかもしれません。

例えば白い紙に黒や濃い青や緑を描いたらどうなりますか? まず浮いて見えるでしょう。
温度の問題なんですね。
同じ空間にいたら同じ音像になります。
一本のマイクでバンドやら何か街中の音でもいいです、録音してみて聴いてみてください。
どうでしょうか、浮いている音なんか一個もないはずです。すべて混ざってます。

ミックスの手法としてはわざと浮かせるやり方もありますが、ミックスというのは日本語で「混ぜる」んですよね。
浮くってことは、「混ざってない」=「ミックスされてない」って事ですね。
さぁどうやっらたら混ざるかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

②共通の色を塗る

浮かないやり方として、共通の色を塗ったらどうでしょう

練習としては、質問者さんがミックスしたカラオケと歌の3トラックにして、その3トラックに同じ色のものをかけてみます。
同じ色=同じ音色のもの、、すなわちそれはリバーヴです!
この残響を同じものにしたら共通の温度のものを混ぜることにより一色になるってことですよね。

皆さん音そのものばっかり追求しがちなんですが、音楽は余韻が一番大切な原理原則なんです。
ドラムも歪んだミックス使っても、余韻が気持ちよかったら歪んでも良いんです。
人間がそれを聞いて気持ちよく感じられればなんです。

打ち込みでオケ作って、歌録っても響きもへったくれもないやーん!っって思われがちですが、僕らは、この打ち込み音をスピーカーで鳴らしてマイクで録って空気感を出して、本当の意味で作っていくんです。
これをリレコって言います。知ってましたか?

90年代打ち込みがブームの頃、この空気感について業界では話題になってましたが リレコなんてもっと前からやってましたよ。
音楽に必要なのは空気、余韻なんです。
ちょっとこれをヒントにミックスってなんなのか?をきっちり理解されることをお祈りします!





 

 

 

 

 

 

③コンプのかけ録りについて

こちらが寄せられたご質問です。

Q. 楽器をレコーディングする時、アナログコンプやアナログプリアンプをシミュレートしたプラグインでかけ録りしているのですが、通常どのくらいかければ良いものなのでしょうか?
また、それらをかけ録りする時点から何か特徴的なサウンドメイキングを狙った使い方の例などあれば是非知りたいです。

ハードディスクレコーディングで楽器を録音する場合、インピーダンスの問題でかけ録りすることがあります。
ギター・ベースなどはエフェクトするのでかけ録りは良いと思います。
ただ、かけて録音したら消せませんので、生音のみトラックに録音して、そこにプラグインをかけるってのもいいですね。
そっちの方が録音してからまた調整できますのでお勧めです。

特徴的なサウンドメイクの使い方としてはエフェクターを触ってらしたら、分かると思いますが大事なのは順番ですよね。
ギターですとコンプレッサー → ディストーション→ フランジャー → イコライザー → エコーみたいにダイナミクス系と空間系の順はちゃんとしないとへんてこりんになると思います。
黙ってた訳ではありませんが、セオリーズってことでw

歌ですが、歌の録音って以前にも書いたと思いますが、人間の声を録音するのです。
なので録音で掛け録りするのは、歌い手の聞こえ方とエンジニア側で一緒に調整していかないといけません。
変なコンプをかけて声の出し方がおかしくなったら、一発で喉潰して怪我しますので気をつけてください

僕は基本、歌には絶対掛け録りしないです。
ミックスの時にかけます。
コンプなどは基本レベルコントロールに使います。

しかし、ドラムのアンビエンスだけは歪ませるためにオーバーコンプレッションで音色を作ってますね。

はいこんな感じでいかがでしょうか?

次回は質問後半戦に行きますー!
それではまた!


 

 




 






今回はここまで、次回に続く!
下記に本日のまとめも書き記してあります。
ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!
まだまだ質問募集してるので、お問い合わせから僕宛にメールくださればお答えいたします!!!
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てくださいね。

それではまた!!

津吹龍辰講師の執筆ブログ記事ページ

 

 

 


 

 

まとめ

①音が浮かないやり方として、同じ音色=リバーヴをかけてみよう
残響を同じものにしたら共通の温度のものを混ぜることになり、サウンドが一色になる!


②音楽は空気・余韻が一番大切な原理原則!

歪んだミックスを使っても、余韻が気持ちよかったら歪んでも良い。
人間がそれを聞いて気持ちよく感じられればOK


エフェクターで大事なのは順番!
ギターですとコンプレッサー → ディストーション→ フランジャー → イコライザー → エコーみたいにダイナミクス系 → 空間系の順にしないと音は変になる。

④歌の録音は人間の声を録音するので、かなり繊細な情報になる。
録音で掛け録りする場合は、歌い手の聞こえ方とエンジニア側で一緒に調整していこう。



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