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津吹龍辰直伝!レコーディング&ミックスコラム 第157回「ライブレコーディング音源のミキシングの流れを公開!」
2023/6/19
レコーディング
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Follow @mushmusicschoolマッシュミュージックスクール ドラム科・DTM科・レコーディング・ミックス・マスタリング科講師の津吹龍辰です!
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レコーディング・ミックスしてるけどなかなかうまくいかない方、レコーディング・ミックスしたい方、レコーディング・ミックスしたことが無い方、レコーディング・ミックスに全く興味が無い方、、
音楽を愛する全ての人に向けて発信していきます。
ハイみなさん!こんにちは!
まだまだ雨は続いてますが、皆さんのところは、いかがですか?
島原は、一日置きに大雨降っては晴れての連続です。
昨日辺りから気温も上がってきてジメジメしてカエルの合唱が毎晩すごいですw
前記のミキシングについて、今回は久々に技術的なお話してみたいと思います。
ということで本日は、「ライブレコーディング音源のミキシングの流れを公開!」を語っていきます!
プロの失敗談シリーズ記事はこちら
「第1回目:失敗とは何か?」
「第2回目:失敗の構造と種類」
「第3回目:レコーディング中のミス」
「第4回目:他人の言う事を聞かない」
ライブ配信解説ブログ記事はこちら
「インターネットライブ配信を徹底解説!:ツアー編」
「インターネットライブ配信を徹底解説!:PAの基本原則編」
「インターネットライブ配信を徹底解説!:PAの本番中の仕事」
「インターネットライブ配信を徹底解説!:現場での急なトラブル」
これまでの質問回答はこちら
「第1弾:訓練法・機材関連」
「第2弾:オーケストラのミックス」
「第3弾:マイクについて」
「第4弾:音楽の価値・人生観」
「第5弾:楽器練習・音楽で名を上げる」
「第6弾:自立と依存」
「第7弾:ピッチ補正」
「第8弾:理想の音楽を作りたい」
「第9弾:低音について/伝えることについて」
「第10弾:ミックスの流れについて」
「第11弾:音楽活動をするにあたって」
「第12弾:ライブ鑑賞で意識していること」
「プロになるまでの僕の経験」シリーズはこちら
「プロになるまでの僕の経験」第1章の「中学・高校編」
「プロになるまでの僕の経験」第2章「高校時代・進路決め編」
「プロになるまでの僕の経験」第3章「専門学校に入学するためにやったこと・学園生活編」
「プロになるまでの僕の経験」第4章「就職編」
「プロになるまでの僕の経験」第5章「レコーディングスタジオ編」
「プロになるまでの僕の経験」第6章「エンジニア面接、さらに面接編」
「プロになるまでの僕の経験」第7章「新スタジオ工事・セッティング編」
「プロになるまでの僕の経験」第8章「モニタースピーカー調整編」
「プロになるまでの僕の経験〜第9章「新スタジオでの新体験編〜」
「プロになるまでの僕の経験〜第10章「アシスタントエンジニアの修行時の仕事内容編〜」
「プロになるまでの僕の経験〜第11章「アシスタントエンジニアの仕事内容(大規模スタジオ編)〜」
①音の構成を帯域で分ける
僕のミックスの基本は、空気なんです。
音は空気が良いと良い音になります。というか、「良い音に聞こえます。」
バランスを取る段階ですが、 まず基本の芯のトラックから、低音・中域・中高域・高域と分けて考えていきます。
ミキシングにおいて、音の構成をバラして考えて、後で合わせてみてどう響いてるかなんです。
これは何度もミックスしてきて出た答えなんです(僕はですがw)
スピーカーから鳴ってる音も、低音域のウーファーと高音域のツイーターがあります。 これ2ウェイ方式です。
中音域のスコーカーが足されると3ウェイ方式ですね。
最近はアンプもネットワークも良くなって2ウェイでもなかなかいいですね。
うちのスピーカーは東京ルームは黒のRCFで、
長崎ルームは白いRCFを使ってます。
単純にお部屋の色に機材を合わせただけなんですがw
このスピーカーで低音も中域も高域もしっかり出るので十分ですね。
②バランスをとっていく流れ
で、基本のトラックに、低音や中域などコピートラックで分けたものを足していきます。
トラックにかけてるプラグインは前回書いたチャンネルスプリットです。
基本はコンプレッサーとイコライザーあればいいってことです。
録音されている曲は、それぞれダイナミックレンジが違うので、曲ごとにリージョンで分割します。
それをクリップゲインで大体の音量を合わせます。
音量は、メーターの色が変わるとこをピークにして合わせていきます。
それぞれのトラックが重なっていくとマスターに行く音量が大きくなるので中くらいのいちにしておきます。
なおマスター処理セル前段階でもマスターフェーダーの音量は色が変わるところに持っていきます。 のちに一気にマキシマイジングしていくので、上げすぎないようにマネジメントしていきます。
元のトラックのバランスが取れたら、低音系のコピートラックを足していきます。
低音が決まってくると、高域を足してまたバランスをとっていきます。
③プラグイン調整の中身を公開
そしてそこにエコーをかけて空間を埋めていきます。
すると音像が一気に広がります。(くれぐれもかけ過ぎに注意w)
コンプレッサーのパラメーターは、各トラックはいつも楽器に合わせてますが、2~10:1です。
マスタートラックは10:1です。
アタックタイムは遅めにしておかないと立ち上がりの音が丸くなってしまうので決して早くはしません。リリースは早めです。
マスターはAUTOでやってます。針(GR)が触れる程度に!
で、マスターEQのハイエンド、ローエンドを持ち上げて艶を出します。
ラストに、マキシマイザーで0まで圧縮して、全体を聞いていきます。
大きい音で音質を調整して、小さい音でバランスをとっていきます。
大体こんな感じが僕のパラメーターです。
様々な状況で色々あるとは思いますが、まあこんな感じですね。
それではまた!
今回はここまで、次回に続く!
下記に本日のまとめも書き記してあります。
ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!
まだまだ質問募集してるので、お問い合わせから僕宛にメールくださればお答えいたします!!!
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てくださいね。
それではまた!!
津吹龍辰講師の執筆ブログ記事ページ

まとめ
①ミックスの基本は空気!
空気が良いと良い音に聞こえる
②基本はコンプレッサーとイコライザーがあれば事足りる!
それぞれのプラグインをかける意味をしっかり理解していこう
③コンプレッサーのパラメーターは、
各トラックは2~10:1
マスタートラックは10:1
アタックタイムは遅め、リリースは早め
マスターはAUTOでGRが触れる程度に!
そしてマスターEQのハイエンド、ローエンドを持ち上げて艶を出そう!
④大きい音で音質を調整して、小さい音でバランスをとっていこう!
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