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マッシュミュージックスクール ドラム科DTM科レコーディング・ミックス・マスタリング科講師の津吹龍辰です!
毎月「9」の付く日「レコーディング・ミックスコラム」を掲載!
レコーディング・ミックスしてるけどなかなかうまくいかない方、レコーディング・ミックスしたい方、レコーディング・ミックスしたことが無い方、レコーディング・ミックスに全く興味が無い方、、
音楽を愛する全ての人に向けて発信していきます。

ハイみなさん!こんにちは!
まだまだ梅雨が収まりませんが、島原半島はとうとうセミが鳴き始めまして、毎日ミンミンゆーてますw

さて今回も引き続き質問コーナーをやってみたいと思います。

ということで本日は、「寄せられた質問にお答えしちゃうコーナー!⑭:ボーカルの音量・ミックスの着地点」を語っていきます!


プロの失敗談シリーズ記事はこちら
「第1回目:失敗とは何か?」
「第2回目:失敗の構造と種類」
「第3回目:レコーディング中のミス」
「第4回目:他人の言う事を聞かない」


ライブ配信解説ブログ記事はこちら
「インターネットライブ配信を徹底解説!:ツアー編」

「インターネットライブ配信を徹底解説!:PAの基本原則編」
「インターネットライブ配信を徹底解説!:PAの本番中の仕事」
「インターネットライブ配信を徹底解説!:現場での急なトラブル」


これまでの質問回答はこちら
「第1弾:訓練法・機材関連」

「第2弾:オーケストラのミックス」
「第3弾:マイクについて」
「第4弾:音楽の価値・人生観」
「第5弾:楽器練習・音楽で名を上げる」
「第6弾:自立と依存」
「第7弾:ピッチ補正」
「第8弾:理想の音楽を作りたい」
「第9弾:低音について/伝えることについて」
「第10弾:ミックスの流れについて」
「第11弾:音楽活動をするにあたって」
「第12弾:ライブ鑑賞で意識していること」
「第13弾:ボーカルマイクについて・ギターのミックスについて」
「第14弾:ボーカルの音量・ミックスの着地点」
「第15弾:ボーカルが浮いてしまう・アナログコンプの掛け録り」
「第16弾:ミックスの上達方法を知りたい」
「第17弾:ミックスの完成とは?」
「第18弾:ボーカルの歯擦音に対する考え方」
「第19弾:専門外の楽器をかっこよくする・リバーブの正解」
「第20弾:おすすめのHA・プロの指標」
「第21弾:本番前の行動・ドラム演奏用シューズ・覚悟の決め方」
「第22弾:REC時とMIX時のモニター・自分のミックスが小さく感じる」
「第23弾:リアルタイム書き出し・マイク1本でレコーディング」

 

「プロになるまでの僕の経験」シリーズはこちら
「プロになるまでの僕の経験」第1章の「中学・高校編」
「プロになるまでの僕の経験」第2章「高校時代・進路決め編」
「プロになるまでの僕の経験」第3章「専門学校に入学するためにやったこと・学園生活編」
「プロになるまでの僕の経験」第4章「就職編」
「プロになるまでの僕の経験」第5章「レコーディングスタジオ編」
「プロになるまでの僕の経験」第6章「エンジニア面接、さらに面接編」
「プロになるまでの僕の経験」第7章「新スタジオ工事・セッティング編」
「プロになるまでの僕の経験」第8章「モニタースピーカー調整編」
「プロになるまでの僕の経験〜第9章「新スタジオでの新体験編〜」
「プロになるまでの僕の経験〜第10章「アシスタントエンジニアの修行時の仕事内容編〜」
「プロになるまでの僕の経験〜第11章「アシスタントエンジニアの仕事内容(大規模スタジオ編)〜」





 

 

 

①ボーカルの音量ってどれくらいにすれば良いのですか?

こちらが寄せられたご質問です。

Q. 全体の中でボーカルの音量をどのくらいにするものなのかいつも悩んでいます。
世に出ている楽曲は千差万別で決まりが有るような無いような感じで、結局はその曲の雰囲気や、歌った人の希望などで決めています。
意外とピアノやギターの弾き語り音源とかの方が悩むかもです。
先生のご意見をお聞かせ頂けますと幸いです。


歌の音量は様々ですが、日本は極端にでかいと思いますよ!
バランス的には、歌ってセンターに来ますよね。
なので、まずは真ん中に置きます。

オケは様々ですが、ピアノ弾き語りの場合、センターにあんまり濃ゆく鳴らさなければ真ん中が空くので同じくらいの音量でも抜けてきますよね。

アコギ弾き語りなんかは、ギターを少し右か左に振ります。
そうすると、真ん中の音量を出せるので、あまりぶつからないと思います。

バランスの肝は、めちゃくちゃ小さい音で聞いた時、よく聞こえるかなんですよね。
大きな音って耳のダンピングが良くなるんでみんな同じ音量で、しかも派手に聞こえます。
そんなこんなでヘッドホンにしたら、あれー???みたいになってしまいます。
そういえば、以前に出したブログで同じようなのあったかなー?

まず低音は大きい音でバランスを作り、それ以降は小さな音でやるんです。
ボーカルなんかの中域は小さい音でもよく抜けます。
それは人間がよく聞き取りやすいってことです。

大きい音で全体を見たら、小さな音で歌のバランスとってください~。
ちなみに、歌がないところはオケを上げてくださいねw
はい、次行ってみましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

②ミックスの着地点を探すのが難しいです

こちらが寄せられたご質問です。

Q. ミックスに関する質問です。
私がミックスを行う際、基本的にはモニタースピーカーで行います。
外出時にイヤホンで音楽を聴く機会が多いため、モニタースピーカーでミックスを終えた楽曲をイヤホンで聞くこともあります。
その際、モニタースピーカーではドラムのキックやベースなどの低音が聞きやすかったはずなのに、イヤホンで聞くと、キックやベースが聞こえにくいということがあります。
イヤホンで聞いた時に心地良いようにミックスを再調整すると、モニタースピーカーではやや主張が強くなってしまったり、ミックスの着地点を探すのが難しいと感じることが多々ありま す。
「ミックスはこうすべき」というような正解があるのでしょうか。
逆に、「ミックスでこれをしてはいけない」ということがあれば教えていただけますでしょうか。

また、ミックス初心者として、心得ておくべき軸や作業の指針等がありましたら教えていただけますと幸いです。
さらに、私自身はミックス初心者であり、作業量が不足していることも自覚していますが、津吹講師がミックス上達のために実践していたこと等があれば教えていただけますと幸いです。


これはなかなか良い質問です。
僕も若い頃同じ事が起きました。

スタジオだと良いのに自宅で聞いたらしょぼかったw
これは、何度もミックスやる事で発見できたんですが、
まず大きな音って、みんな同じ音量に聞こえちゃうんですよね。 (さっきの質問にも書きましたが)
だって高い音だからねw

そこで僕らは、モニタースピーカーを3種類で聞き分けます。
出来上がりは、レコード屋でかかったり、コンビニでかかったり、ラジオでかかったりするので色んなスピーカーで聴くのですよ。
これで聞いたらいいのにこっちはダメーって、絶対になるので、平均値をとります。 心情的にはでかい音で良ければいい!ってところなのですが、お仕事なので、他の多様性は確認いたします。





 

 

 

 

 

 

③ミックスの訓練方法

ちなみにヘッドホンとスピーカーではウーファーの大きさが違うのでヘッドホンで低音は出ません。
最近はベースブースト系のヘッドホンありますが、そういうのにあまり頼ると軸が狂ってしまいます。

まずは、フルレンジのしっかりしたスピーカーでミックスしてください!
そこからラジカセで聴いたりして、いろいろ調整したら、まー納得なバランスになるんじゃないかな?

例としては虫眼鏡って大きく見えるよね。
虫眼鏡を使わないと小さく見えます。これみたいな感じです。

大きいスピーカー → 小さいスピーカー → そこからヘッドホンに。

でも僕が使ってるシュアーのSHR440は、全然スピーカー感覚でバランス取れて良いですよ。

 

ヘッドホンからスピーカーに切り替えても違和感0ですw

練習方法としては、ドラム・ベース・ギターだけでバランスを取る練習したら良いと思います。
やっちゃいけないのはベースが鳴らないスピーカーでベースのバランスを取っても低音は出ないので、そこら辺は理解してください。
是非お試しあれ!

次回は質問後半戦に行きますー!
それではまた!


 

 




 






今回はここまで、次回に続く!
下記に本日のまとめも書き記してあります。
ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!
まだまだ質問募集してるので、お問い合わせから僕宛にメールくださればお答えいたします!!!
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てくださいね。

それではまた!!

津吹龍辰講師の執筆ブログ記事ページ

 

 

 


 

 

まとめ

①バランスの肝は、小さい音で聞いた時、よく聞こえるか!
まず低音は大きい音でバランスを作り、それ以降は小さな音でやること。


②モニタースピーカーを3種類で聞き分けよう。
そこから平均値をとっていこう。


③ミックスのトレーニングはフルレンジのしっかりしたスピーカーでミックスすること!
大きいスピーカー → 小さいスピーカー → そこからヘッドホンに。

④さらに具体的な練習方法としては、ドラム・ベース・
ギターだけでバランスを取る練習をしてみよう



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